必要なものを3Dプリントしようとするとき、 ある程度大きさのあるものだと、印刷に時間がかかり ビックリすることがよくある。
で、可能な限り、プリントする部分を減らそうと努力する。 すなわち、肉抜きを行う。
しかし、肉抜きにも問題がある。サポート材が必要になるとか、 プリント時に失敗しやすくなるとか、見た目が悪いとか。
今回、うまい肉抜き方法を思いついたので、報告する。
必要なものを3Dプリントしようとするとき、 ある程度大きさのあるものだと、印刷に時間がかかり ビックリすることがよくある。
で、可能な限り、プリントする部分を減らそうと努力する。 すなわち、肉抜きを行う。
しかし、肉抜きにも問題がある。サポート材が必要になるとか、 プリント時に失敗しやすくなるとか、見た目が悪いとか。
今回、うまい肉抜き方法を思いついたので、報告する。
プリントしているのは、部品ケースの仕切り板。 部品ケースを縦に2分割し、 50x70mmのチャック付き小袋を並べて 置けるようにするもの。
部品ケースの仕切り板を3Dプリント。50x70mmのチャック付き小袋を並べて収納できるようにするのが目的。 | いろんな形の仕切りをプリントして試した。 |
底面は、大きな穴を開けても問題ないが、側面はサポート材なしで 印刷できるように穴を開けなければ、サポート材の印刷にも時間が かかるし、サポートを外す際に壊れたりもする。 肉抜きの効果を上げるため、構造を細くしたり、穴を大きくしたり したいが、そうすると出来上がりがもろくなったり、プリント時に ヘッドに蹴られて折れたりもする。
そういうわけで、悩みつつ、色んなデザインを試していたのだが、 ある時、思いついた。サポート材代わりに極薄の膜を印刷してやれば いいんじゃね?
私の3Dプリンタで印刷できる厚さの下限は 0.5mm, これを厚さ2mmの側面の穴の中央に配置する。実際に試してみると、 プリントが凄く安定しているし、見た目が良い。 ということで、当面、これでプリントしていこうと思う。
最後に肉抜きによって、どれくらいプリント時間と 材料を節約できるかスライサーの出力で 調べた結果を記す。半分ぐらいにはなってるかな。
今回の仕切り板、肉抜きのデータは、 fusion360のスケッチ・エディタで描ける自信が なかったので、 使い慣れた 鍋CADフリー版 で入力、 DXFファイルで書き出し、 fusion360で取り込んで、形状を作成した。